H.ピロリ菌による胃の老化、そして胃がん発症
胃が痛い、吐き気、胸焼け、お腹が張る(腹部膨満感)、食欲不振
あなたはこんな症状ありませんか?
これらの症状がある方は、胃が老化してきている可能性がある。
胃の老化(萎縮性胃炎)の原因のほとんどは、胃に感染するH.ピロリ菌だ。H.ピロリ菌に感染しなければ胃の老化は進まず、年をとっても胃は若いままである。
ピロリ菌が感染すると慢性的に胃に炎症がおこる。そしてこの炎症によって胃の老化が始まるだけでなく、癌抑制遺伝子が修飾(エピジェネティクス異常)されてしてしまい、胃がんになりやすくなる。
実は日本での胃がんの99%近くは、H.ピロリ菌感染による胃の老化(萎縮性胃炎)が原因ではないかといわれている。
ピロリ菌に感染しているかどうかしらべることは簡単である。
お薬を飲んで20分間後の呼気を検査(尿素呼気試験)すればいい。
それ以外にも血液検査や便の検査でもしらべられる。費用も3000円〜6000円程度(医院による)。
より正確に検査するなら胃カメラで胃の粘膜にピロリ菌がいるか培養することもできる。
ピロリ菌は親から感染(母子感染)する可能性が指摘されている。
子供が出来る前に一度かかりつけ医や胃腸科で検査してみてはどうだろう?