腰痛の大部分は『見えない腰痛』 〜見えない腰痛は自分で治そう!
腰痛で病院に行ったけど、
痛み止めや湿布で様子をみるだけでなかなか治らない・・
このように腰痛で悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
私自身も腰痛で受診された方に対して、整形外科に紹介する必要があるかどうか(手術適応があるか)を判断して、紹介する必要がなければ、基本的には痛み止めや湿布を渡すだけでした。
そして痛み止めが切れる頃に、また腰痛が悪化して受診されるという状況に、痛み止め&湿布以外に、根本的に治療する方法はないものかと感じていました。
そんな中、
この腰痛に対する痛み止め&湿布以外の根本的な治療を実践している、整形外科である、スポーツドクターの金岡恒治先生の著書、
に出会いました。
衝撃を受けました。
(是非腰痛にお悩みの方は一度読んで、実践してもらいたいと思います。)
その本の中で腰痛は大きく、『見える腰痛』と『見えない腰痛』に分類されています。
整形外科で治療する領域は、見える腰痛です。
見える腰痛は、レントゲンやMRIなどの画像検査で骨や椎間板に異常が見えるケースです。
これらは治療法や手術が確立されているので、整形外科でしっかりと治療をうけましょう。
治療が難しいのは、見えない腰痛です。
見えない腰痛は、画像検査では骨や椎間板に異常が見えないケースです。
根本的な原因がわからないので、現状は基本的に痛み止めや湿布を渡すだけになっています。
しかしながら、腰痛の大部分が見えない腰痛です。
そこでこの見えない腰痛を、
画像診断ではなく、腰痛の仕組みを考え、状況証拠を揃えて、根本原因を特定し、 原因に則した運動療法で、改善していこうとしています。
金岡恒治先生は、スポーツドクターとして、アスリートの腰痛を改善させるために、腰痛に関するさまざまな知識を得て、見えない腰痛の根本原因を導き出されました。
『見えない腰痛』を状況証拠で診断すると、4つの原因に分類されるようです。
そして4種類の見えない腰痛、その原因毎に治療する方法が説明されています。
整形外科的な知識は乏しいですが、その内容に納得できます。
私自身の腰痛は、状況証拠から『椎間板』が原因の腰痛と診断し、運動療法を試してみました。
試したところ、趣味のテニスをすると腰痛が出現していたのが、
最近、まったくといっていい程、痛みを感じることがなくなりました。
腰痛に悩まれている方には、是非読んで欲しい1冊です。