寝たきりの一番の原因は、実は筋力低下(サルコペニア)!
最近長いこと歩けなくなり、つまずくことが多い。
立ち上がる時に椅子や机などにつかまる。
あなたにこんな症状はありませんか。
もしあれば筋力低下(サルコペニア)がはじまっているかもしれません。
年齢とともに筋力が低下し、まず関節が不安定になり関節が痛みだす。さらに筋力が低下すると転倒、骨折しやすくなる。そして最終的に衰弱し寝たきりになる。
逆に筋力が低下しなければ、関節痛や転倒などおこりづらく、寝たきりになりにくい。
(参考:【健康寿命】あなたは何年寝たきりで過ごしますか? )
Irwin Rosenbergが筋力低下による健康障害を予防するために『サルコペニア』という言葉を提唱した。
現在サルコペニアとは、
進行性かつ全身性の筋肉量の減少と筋力の低下によって特徴づけられる症候群で、身体機能障害、生活の質の低下、死のリスクを伴うものである
という定義が提案されている。そしてサルコペニアの原因として4つ挙げられている。
①加齢による成長ホルモンの減少。
②安静臥床、運動不足。
③飢餓、ダイエット、栄養不足。
感染症や手術などで入院すると筋力が落ちる。退院後、筋力が落ちているので何をするにしても『しんどい』と感じる。『しんどい』から安静臥床が増える。その結果、寝たきりになってしまう。
また過度に食事制限、たんぱく質摂取制限すると、運動しても筋肉がつかない。
定年退職したら将来サルコペニア、寝たきりにならないために、
(しんどいと感じても)毎日歩くことを習慣にして、おいしいものをしっかり食べてみてはどうだろうか。