【寝たきり予防】あなたの骨は大丈夫?
腰が痛い、背中が痛い!
それは骨が弱っている(骨粗鬆症)ことが原因かもしれない。
骨粗鬆症になると痛みを感じる神経が増えて、痛みに敏感になる。日々痛みに耐えながら生活しなければならない。
さらに骨が弱ると軽くこけただけで骨折してしまう。そして寝たきりへ。
日本の寝たきり原因の約10%は、転倒・骨折が原因だ。
(参考:【健康寿命】あなたは何年寝たきりで過ごしますか? )
ほとんどの女性が50歳頃から骨が弱ってくる。
平均すると80歳前後で骨粗鬆症になるのだ。
80歳で骨折して寝たきりになってしまうと、そこから10年以上は寝たきりですごさなければならなくなる。それはなんとしても避けてほしい。
骨の強さ(骨密度)の遺伝率は40〜80%といわれ、家族間の相関、遺伝の影響は大きい。家族に骨折で寝たきりになった方がいる場合は、積極的に予防したほうがいいだろう。
【若いときの予防】
①カルシウムの摂取(1日650〜800mg)&バランス良い食事。無理なダイエットはしない。
②時間をかけた荷重的な運動。
頭に荷物をのせて歩く女性の写真をみたことがないだろうか?男性の写真はあまりみたことがない。
伝統的な部族は、重たいものを頭に長時間のせていることで、女性の骨が丈夫になることを知っていたのだろう。
【中高年の予防】
①運動や歩行。
②禁煙&過度の飲酒は避ける。
運動不足や喫煙者、アルコールをたくさん飲む人は男女ともに骨粗鬆症のリスクが上昇する。
70歳を過ぎたら一度、整形外科で骨密度を測定してみてはどうでしょうか。