遺伝子による病気のなりやすさ『決定因子と危険因子の違い』
病気のなりやすさを遺伝子の観点から考えるとき、決定因子と危険因子を区別する必要がある。
決定因子は、遺伝子異常が病気になるかどうかの運命をほぼ決定しており、その遺伝子を持つ人は数十%から100%の確率で特定の病気になる。
危険因子は、遺伝子異常によって普通の人の数倍高い確率で病気になりやすくなる。
(例)
●決定因子
遺伝子異常(+) 70-100%が病気になる
遺伝子異常(-) 病気になる確率はほぼ0
●危険因子
遺伝子異常(+) 環境要因によって10%が病気になる(90%は病気にならない)
遺伝子異常(-) 環境要因によって3%が病気になる(97%は病気にならない)
参考