『パーソナルゲノム医療』時代のはじまり

個人個人の遺伝子を解析し、それぞれに適した医療をする時代がすぐそこに

23andMeの科学的根拠および遺伝情報の海外流出

23andMeの検査を受けてみて、

その洗練されたサービスの内容に感動した。23andMeの熱烈なサポーターになったような感じだろうか。

思わず親しい知り合いにもすすめてみた。彼も同じく感動したようだった。

 

遺伝子検査を日本で広めよう!

 

二人で23andMeを紹介、代理輸入してみた。英語が分からない人のために日本語マニュアルと解説書もつくりはじめた。

そんな中、ふとした疑問が二つあたまをよぎった。

 

①病気のリスク評価はどのように計算されているのか、科学的根拠は確かか?

②日本人の究極の個人情報である遺伝情報が米国に流出してしまうのでは?

 

 

 23andMeは各検査項目ごとに参考文献(Citations)が記載されている。(下図)

 

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しかしどのように病気のリスク評価を計算したかわからない。 完全に正確なリスク評価はむずかしいとしても、科学的根拠については外部の批判的な研究者を含めて議論する必要があるのではないだろうか。

ましてやその他の遺伝子検査会社の中には、一部の意見を拡大解釈して遺伝子検査を誇大広告しているところもあるのでは、と個人的に気になった。

 

 さらに心配したことは、

もしこのまま23andMeなどの海外の遺伝子検査が日本で流行したら、日本人の遺伝情報を海外の企業および研究機関がにぎることになる。

そうなると日本の研究者が日本人の遺伝子について研究するときも、いちいち海外の研究機関に使用料を支払わなくてはならなくなるのではないか。

事実ゲノム創薬技術の特許はほとんど米国や欧州におさえられてしまっている。今後、日本はゲノム創薬の分野できびしい競争をしいられるだろう。

 

そんなことを考えていたら、2013年11月、

日本の厚生労働省にあたる米国食品医薬品局(FDA)が23andMeに遺伝子検査キットの販売中止命令を出した。

一部の解析結果のミスが修正されていないということと、科学的根拠をFDAに説明するようにということだった。

 

23andMeの遺伝子検査の分野で圧倒的優位な状況に待ったがかかった(と思っている)。

 

これはチャンスかも。

日本の遺伝子検査の分野に貢献することはできないだろうか。

 

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